口に入れるとジュワっと染み出る深い味わいが特徴的なマスクメロン。高級フルーツのひとつであり、贈り物としても人気です。
実は、マスクメロンは機能性表示食品のひとつである「GABA」という成分を多く含むため、ストレスを緩和する働きがあると言われています。
産前産後から育児をがんばるママは、知らず知らずのうちにストレスがたまっていることも。マスクメロンを食べて「ほっ」と一息つく時間をつくってみませんか?
今回はマスクメロンの栄養素と効果について紹介します。1日に食べるおすすめ量や離乳食で使用できるのかも解説しますので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
マスクメロンの栄養素と効果

マスクメロンの中には、産前から産後にかけてママに必要な栄養素がたくさん含まれています。どのような栄養素が含まれ、効果はどんなものなのか、確認していきましょう。
GABA
マスクメロンの栄養素としてもっとも注目したいのは「GABA」。GABAはアミノ酸のひとつですが、いわゆるたんぱく質の元になるアミノ酸とは異なり、脳に働きかける力が大きい栄養素です。
GABAは神経の興奮や血圧を抑える作用を持ち、ストレスを和らげる力があります。また脳のリラックス状態を促す作用もあり、眠りの質を高めることも認められています。
妊娠中から産後、そして授乳中まで、ママはホルモンバランスや生活スタイルの変化にストレスを感じやすい時期が続きます。とくに乳児期はしっかりと睡眠時間を確保しにくく、イライラしてしまうこともあるかもしれません。
そんなときは、GABAを摂って脳を休ませてあげましょう。マスクメロンは、ママのやさしさをサポートしてくれるフルーツです。
参考文献:日本食糧栄養学会誌「GABA経口摂取による自律神経活動の活性化」
カリウム
マスクメロンはカリウムも豊富です。カリウムは体の中に存在するミネラルで、水分量をコントロールし、血圧の調整やむくみの軽減をサポートします。
お腹が大きくなる妊娠後期から産後では、血圧が上昇したり、むくみを感じる妊婦さんも少なくありません。マスクメロンやいちごなどのカリウムを多く含むフルーツや野菜をしっかりと食べて、ママの変化していく体を支えてあげましょう。
葉酸
マスクメロンはビタミン類も含んでいます。なかでも多いのが、胎児・乳児の成長に大切な葉酸です。
葉酸は新しく細胞がつくられるときに働くビタミンのひとつ。赤ちゃんの血液の細胞や遺伝子の情報を正しく伝えるために必要なビタミンです。
マスクメロンを食べるだけで必要な葉酸量のすべては補えません。納豆やほうれん草、いちごなど葉酸をたくさん含む食品と合わせて、毎日継続して食べることをおすすめします。
ビタミンC
マスクメロンは、強い抗酸化作用を持つビタミンCも含んでいます。ビタミンCは血液や肌の健康的をサポートする働きがあり、「赤ちゃんにしっかりと栄養を届けたい」「産前産後もきれいなママでいたい」という気持ちを支えてくれるビタミンです。
ビタミンCは熱に弱く水に溶けやすい性質がありますが、調理せず生のまま美味しく食べられるマスクメロンであれば、効率よく吸収できます。
βカロテン
マスクメロンはβカロテンも含んでいます。βカロテンはビタミンCと同じように抗酸化作用をもつビタミンです。目の神経や免疫力を支える力もあり、さまざまな方面から産前産後のママをサポートしてくれます。
マスクメロンの効能
マスクメロンに含まれる栄養素は、体の中でどのような働きをするのでしょうか?
全部で5つあるので、ひとつずつ確認していきましょう。
体のエネルギー源
糖質は体のエネルギー源です。エネルギーが不足すると思うように動けないのは、車と一緒。朝ご飯や昼ご飯として食べると効率よく体で利用できるため、おすすめです。
浮腫みの予防・改善
食物繊維やカリウムが浮腫みに対して働きます。
浮腫みはミネラルバランスの崩れが原因になりやすいです。とくに塩分の多い食事が中心になっている方は浮腫みがちに。食物繊維が余分なミネラルの吸収を防ぎ、カリウムは過剰なナトリウムを排泄します。
血圧が高めの方は、カリウムのためにとバナナをすすめられたことはありませんか?マスクメロンはバナナと並ぶ量のカリウムを補えます。
細胞の酸化を予防
βカロテンは細胞の酸化を予防する抗酸化作用があります。細胞が酸化すると、老化が進んだり病気になりやすくなったりするので、抗酸化作用をもつ食品は、日常的に摂ることをおすすめしています。
マスクメロンだけでは1日の必要量は補え切れないので、緑黄色野菜や海藻も一緒に食べるようにしましょう。
免疫・神経細胞をサポート
葉酸は免疫や神経の細胞合成をサポートする働きがあります。
妊娠期や授乳期のママに葉酸をしっかり摂るよう指示されるのは、めまぐるしい勢いで成長する赤ちゃんの細胞にとって、絶対に必要な栄養素だからです。大人も細胞は日々生まれ変わっているので、意識して食事で葉酸を摂りたいところ。
マスクメロンとママの体、離乳食に関する記事も参考にしてください。→内部リンク。
不要な物質の排泄
アスパラギン酸、グルタミン酸はアミノ酸の仲間で、体の老廃物を外へ運び出す働きがあります。また食物繊維も腸を刺激して排泄を促し、不要なものを体にためこまないようにサポートしています。
これらが含まれるマスクメロンは、調子を整えたいときにもおすすめです。

マスクメロンの栄養|他のメロンよりGABAが豊富
マスクメロンの特徴として、GABAが豊富に含まれることが挙げられます。静岡産のマスクメロンは、栄養機能食品でもあるんですよ。
GABAをとるとリラックス効果があると言われていますが、実際どのようなメリットがあるのか気になります。
- GABAの正体と働き
- GABAの多い食品
について説明します。
GABAとは
GABAはγアミノ酸のこと。神経を落ち着ける作用があり、高い血圧を下げたり眠りをサポートしたりと、さまざまなな効果が認められています。
マスクメロン90gを食べれば、1日に必要なGABAを補えるという論文もでているほど。ストレスの多い毎日を過ごしている方にとっては、強い味方になるフルーツです。
ここで注意したいのが、たくさん食べれば食べるほど、効果が高まるわけではないこと。食べ過ぎてもカロリーや糖質の摂り過ぎになってしまうので、食後のデザートやおやつで100g前後を目安に食べましょう。
GABAが多い食品
マスクメロン以外では、しめじやチョコ、とまとなどにGABAが含まれています。毎日の食卓の仲間に入れてあげてくださいね。
「日常的にGABAや栄養素を補える食品はないかな?」と言う方には、とまとがおすすめ。とくにとまとジュースはリコピンやカリウム、食物繊維が豊富で栄養価が高いです。
マスクメロンを食べる機会が少ない方は、ぜひチェックしてみてください。
管理栄養士がマスクメロンをおすすめしたいのはこんな人
管理栄養士がマスクメロンをおすすめしたいのは、次に当てはまる方です。
- 普段野菜や果物を食べない
- さいきん血圧が気になる
- 運動不足や睡眠不足が続いている
もしも上記に当てはまる大切な方があれば、ぜひマスクメロンを贈ってみてください。高価なフルーツで、なかなか自分では手が出ない方も多いので、きっと喜んでいただけるはずです。

マスクメロンは1日にどれくらい食べていいの?

マスクメロンは1日100gほどを目安に食べると良いでしょう。
マスクメロンは90gでリラックス効果が得られます(※)し、100g食べればカリウムやビタミン類も補えます。マスクメロンの甘さの素である豊富な糖質も、100gであれば10gほどなので気にする量ではありません。
100gは、マスクメロンを10分の1カットした際の1カット分ほどです。参考にしてくださいね。
※参考:温室メロンには機能性関与成分のGABA が安定的に含まれている
マスクメロンは離乳食でも使える
マスクメロンを産後のママにおすすめしたいポイントとして、離乳食初期の赤ちゃんから一緒に食べられる点があります。柔らかくて甘味もしっかりしているので、赤ちゃんが食べやすい食品のひとつです。

ただ、他の食品同様、はじめは少量から食べさせて様子をみましょう。フルーツだけでなく、離乳食ではじめて使う食品はひと口分の量からスタートすると、赤ちゃんの負担が少なくなります。
マスクメロンでほっと一息。
マスクメロンには、リラックス効果や血圧の調整などをサポートする力があることが分かりました。妊娠中からはじまる子育て期間は本当にめまぐるしく、毎日があっという間に過ぎていくでしょう。そんな中でも、ママは自分自身のことも大切にしてとくに脳や体の疲れはできる限りリセットしたいもの。マスクメロンのようにGABAを含む食品を上手に取り入れて、癒しの時間を作ってみてください。































