まるごとみかんのヨーグルトロールケーキ
冬に旬を迎えるみかんは、包丁いらずでそのまま食べられるため、手軽なフルーツとして人気です。
ビタミンCなども多く含み、栄養補給としても優れているフルーツです。
そのままでも十分おいしいみかんですが、今回はみかんの栄養をいかした
「まるごとみかんのヨーグルトロールケーキ」をご紹介します。
「みかん×ヨーグルト」の組み合わせには相乗効果があるので、そのまま食べるより効率よく栄養を補えます。
また、生クリームの代わりにヨーグルトとクリームチーズを使っているので、栄養価アップ&カロリーダウンもできるヘルシーなレシピです。
簡単につくれるので、ぜひお子さんと一緒に作ってみてください。
【材料】(30cm×30cm天板1枚)
生地
・薄力粉 50g
・卵 3個
・グラニュー糖 50g
・牛乳 50g
・サラダ油 45g
クリーム
・ギリシャヨーグルト 200g
・クリームチーズ 100g
・グラニュー糖 10g
みかん 5個
【作り方】
1.みかんは皮をむき、白いすじを取っておきます。
2.卵を割り、卵黄と卵白に分けてボウルに入れます。それぞれにグラニュー糖を半分ずつ(25gずつ)加えます。
3.卵黄は泡立て器で白っぽくなるまで混ぜます。
4.牛乳、油を加え混ぜたら、薄力粉をふるって入れ、粉っぽさがなくなるまで混ぜます。
5.卵白は泡立て器でツノが立つまで混ぜます。
6.4の生地に5を加えさっくり混ぜたら、クッキングシートを敷いた天板に流します。
7.160℃に予熱したオーブンで15分焼き、冷まします。
8.生地を冷ましている間にクリームを作ります。
クリームチーズを600Wの電子レンジで30秒加熱して柔らかくし、ギリシャヨーグルト、グラニュー糖を加えて混ぜます。
9.冷ました生地にクリームを全体的に塗り、手前から5cmの場所にみかんを並べます。
10.手前から巻いたらラップをし、冷蔵庫で2~3時間冷やします。
11.食べやすい大きさに切り分けたら完成です。包丁を温めながら、みかんの断面が見えるように切るのが美しくカットするポイントです。
生クリームが定番のロールケーキですが、ヨーグルトとクリームチーズを使うとさっぱりとして、飽きずに食べられます。
生地やクリームの甘さやしっとり感もあるので、「買ってきたみかんが少しすっぱかった」「そのまま食べるには少しパサパサしている」というときにもぴったりのアレンジです。
今回は和歌山県産の希少ブランド「的兵みかん」を使用しました。濃厚な旨みと甘みが特徴で、そのまま食べるだけでなくデザートづくりにもぴったりの品種です。
もちろんほかのみかんでもおいしく作ることができますので、ぜひお試しください。
管理栄養士おすすめポイント
みかん1個で1日の1/3のビタミンCを補える
みかんはビタミンCが豊富なことで知られています。
みかん1個で1日に必要なビタミンCのうち、約1/3を摂取できます。
ビタミンCは加熱に弱く、水に溶けて流れやすいため、生でそのまま食べられるみかんはとてもおすすめです。
みかんのビタミンC×ヨーグルトのカルシウムの相乗効果
ヨーグルトやクリームチーズには、骨や歯をじょうぶにする成分のカルシウムが含まれています。
カルシウムは野菜や小魚にも含まれていますが、乳製品に含まれているものがもっとも吸収されやすいといわれています。
またビタミンCは骨や歯を作るのに欠かせないコラーゲンの生成に関わる栄養素です。カルシウムと一緒に摂ることで吸収を助けるはたらきがあります。
ギリシャヨーグルトを使って時短&カルシウム量アップ
通常のヨーグルトより濃くもったりしているギリシャヨーグルトは、生クリームの代わりに使っても水っぽくならず、しっかりクリーム感が出ます。
通常のヨーグルトで作る場合は、400gのヨーグルトを水切りすると約200gのギリシャヨーグルトになりますよ。
また濃縮されたギリシャヨーグルトは、通常のヨーグルトよりカルシウム量が豊富です。
カルシウムは日本人に不足しがちなミネラルのため、おやつで栄養補給できるのは嬉しいですよね。
もちろん生クリームを使用するより低カロリーになるので、カロリーが気になる方にもおすすめです。
季節のフルーツでちょこっと栄養補給
旬のフルーツは普段より栄養価もおいしさもアップしています。
そのままでももちろんおいしいですが、ひと工夫しておやつでも手軽に栄養補給をしましょう。