今が旬!お腹にやさしいりんごの栄養素について

今が旬!お腹にやさしいりんごの栄養素について

ほんのり甘くてみずみずしいりんご。この記事では、りんごに含まれる栄養素について紹介します。

1日に食べるおすすめの量もご紹介しているので、りんごのカロリーや糖質が気になる方も参考にしてみてください。「最近、お腹がスッキリしないな…」なんて悩んでいる方もおすすめです。

りんごに含まれる5つの栄養素

りんごは微量のミネラルやビタミンを含んでいます。なかでも多い栄養素が以下の5つです。

1.糖質

2.カリウム

3.βカロテン

4.ビタミンC

5.食物繊維

どのような栄養素なのか順に説明します。

1.糖質

糖質は体のエネルギー源です。
りんごの糖質は、二糖類のショ糖と単糖類の果糖がほとんどを占めています。

ショ糖は砂糖の主成分です。
甘い物が食べたいとき、スイーツを食べずとも、りんごを少し食べるだけでも満足できるでしょう。

ただ果糖もショ糖もとりすぎると体脂肪を増やす可能性があります。
食べ過ぎないように気をつけましょう。

2.カリウム

カリウムは体の中で働くミネラルのひとつです。
ナトリウムとバランスをとることで、体の水分量を調節しています。カリウムをとると、高めの血圧や浮腫みを改善しやすくなります。味の濃いものを好んで食べる方は、りんごをはじめ、カリウムを含むフルーツや野菜を意識して食べられると良いでしょう。

3.βカロテン

緑黄色野菜に比べると少ないですが、りんごはβカロテンも含んでいます。βカロテンは抗酸化作用の強いビタミンです。体で発生する活性酸素から細胞を守ってくれます。また必要に応じてビタミンAに変換され、生理作用を発揮します。視神経や粘膜の健康維持に役立つ栄養素です。

4.ビタミンC

ビタミンCも微量ながらに含まれています。ビタミンCの主な働きは次です。

コラーゲンの合成

抗酸化作用

鉄の吸収促進

りんごだけでは、1日に推奨されるビタミンC量を補えません。
ブロッコリーやパプリカ、いちごなど他の野菜やフルーツと組み合わせながら摂ると良いでしょう。

5.食物繊維

りんごは食物繊維を補えます。食物繊維の主な働きは以下です。

糖質や脂質の吸収を和らげる

お腹の調子を整える

りんごは水溶性食物繊維のペクチンを含みます。ペクチンは便の保水力を上げるので、頑固な便秘も改善しやすい傾向があります。食物繊維の働きを目的でりんごを食べる場合、皮付きでも皮なしでも大差ありません。皮が苦手な方は、剥いて召しあがっていただいても食物繊維を補えます。

りんごを皮ごと食べたい理由

食物繊維の量で考えた場合、皮の有無はそれほど大きな影響を与えません。では、りんごを皮ごと食べるようすすめられる理由は何でしょうか?答えは「ポリフェノールが皮に多く含まれるから」です。

ポリフェノールは抗酸化作用の強い成分で、日常的にとることで体の細胞の老いを予防しやすいと言われています。細胞とは、内臓や筋肉、肌や髪の毛など体のさまざまな部位を指します。美容やダイエット、加齢による体調の変化が気になる方に人気の成分です。

ポリフェノールは体に貯めておくことができないので、毎日欠かさずにとることが大切になります。毎日の食卓に皮付きのりんごを取り入れてみましょう。

りんごは1日1/2~1個を目安に

とはいえ、食べ過ぎには気をつけてくださいね。りんごは糖質を含むので、適量を食べましょう。1日1/2~1個を目安に食べることをおすすめします。

ほかのフルーツと食べ合わせるときは、もう少し量を減らし、1/4~1/2個程度に。またジャムやコンポートなどりんご料理は砂糖によって糖質が多くなっています。フレッシュなまま食べる場合より、さらに量を意識しましょう。

食べ過ぎを避け、りんごの栄養素のメリットだけを活かせることがポイントです。

りんごは皮ごと食べてスッキリ生活をサポートしましょう

りんごはビタミンCやβカロテン、ポリフェノールなど、抗酸化作用をもつ栄養素がさまざまに含まれます。また食物繊維も含むので、お腹の調子が気になる方にもおすすめです。毎日の食卓にとりいれ、内側からスッキリできる生活をサポートしてあげましょう。食べるときは1日1/2~1個を目安にしてくださいね。