ジューシーな桃の栄養素は?産後のママにおすすめの食べ方も紹介
みずみずしい桃は初夏に楽しめるフルーツのひとつです。旬のフルーツは美味しさも栄養も真っ盛り。でも、桃の栄養素についてあまり知らない方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は桃の栄養素や働きについて紹介します。捨ててしまいがちな皮の栄養素やおすすめの食べ方なども紹介しているので、最後まで読んでみてくださいね。
桃の栄養素
まずは桃100gあたりの栄養成分をチェックしてみましょう。
- エネルギー・・・40kcal
- たんぱく質・・・0.6g
- 糖質・・・10.2g
- カリウム・・・180㎎
- ビタミンC・・・8㎎
- 食物繊維・・・1.3㎎
※女子栄養大学「食品成分表」参照
それぞれの栄養素がどんな働きをしているのか紹介します。
たんぱく質
筋肉や皮膚、抗体など体のざまざまな細胞の材料になります。体をつくるために必要なもので、エネルギー源として利用されることは少ないです。
意外かもしれませんが、たんぱく質は不足しやすい栄養素。体重1kgあたり1gが摂れる(※)ように食事できちんと補うことをおすすめします。
糖質
糖質は体を動かすためのエネルギー源で、脳や筋肉が働くために必要な栄養素です。糖質制限が流行ったこともあり「糖質は良くない」というイメージもあるようですが、摂り過ぎなければ大丈夫。
桃は2分の1個(約100g)で糖質10gほどです。朝食や間食として食べれば、ちょうど良い糖質補給になります。
カリウム
カリウムはミネラルの仲間で、体の塩分量を調整したり心臓や神経の働きを支えています。
カリウムは、桃をはじめ生のフルーツや野菜で効率よく補える栄養素です。カリウムをきちんと摂ると血圧の調整や浮腫みの予防などにつながりやすくなります。
ビタミンC
ビタミンCは肌の弾力のもとでもあるコラーゲンをつくるために必要な栄養素です。ほかにも、鉄の吸収を助けたり免疫を支える力もあります。
また抗酸化作用もビタミンCの特徴のひとつ。体の細胞が酸化されるのを防ぎ、体や肌の健康をサポートする働きがあります。
食物繊維
食物繊維はお腹の調子を整えるほか、食事を食べた後の血糖値が緩やかに上がるよう作用します。また桃は水溶性食物繊維の割合が多く、ペクチンを含んでいます。ペクチンはコレステロールに働きかける作用もあります。
※参考:わかさ生活「ペクチン」
桃の皮にも栄養素があるって本当?
桃の皮にはフラボノイドの一種であるカテキンが含まれています。
フラボノイドの生理作用は抗炎症作用や抗酸化作用などさまざまです。桃の皮まで食べればフラボノイドも一緒に摂れますが、舌触りが気になる方も多いはず。
皮ごと食べる場合は、実が少し固めのものを選びましょう。熟している桃よりも皮ごと食べやすいですよ。
桃の缶詰は砂糖たっぷり。食べ過ぎないで
桃の缶詰は砂糖がたっぷり使われているので、糖質の摂りすぎが気になる方は生の桃を食べることをおすすめします。
参考として、生の桃と缶詰の桃のエネルギーと糖質量を比べてみましょう。
- 生の桃・・・40kcal、糖質8.9g
- 缶詰の桃・・・85kcal、糖質19.2g
※女子栄養大学「食品成分表」参照
同じ量を食べても桃の缶詰ではエネルギーも糖質も2倍以上だとわかります。
産後ママにおすすめな桃の食べ方3選
では、最後に産後のママにおすすめしたい桃の食べ方を3つ紹介します。桃の皮をむかずにおいしく食べる方法をご紹介するので、ぜひ試してみてください。
紅茶に入れてピーチティー
桃をまるごといただく贅沢なピーチティーがおすすめです。
お気に入りの紅茶を入れたら、好きなサイズにカットした桃を入れて軽く混ぜるだけでできあがり。向いた皮も一緒に入れるので、カテキンまで摂れますね。
桃をまるごとスムージーに
皮の食感が苦手な方は皮ごとスムージーにしてしまうとおいしく召しあがることができます。おすすめは朝食の代わりに飲む桃と小松菜のスムージー。
皮ごと適当な大きさにカットした桃をまるまる1個と、適当な大きさにカットした小松菜をスムーザーに入れてスイッチを入れるだけ。暑い日は氷を入れると喉越しがアップしますよ。
桃とオリーブオイルでスイーツなサラダに
桃はサラダにしても楽しめます。ベビーリーフなどクセの少ない葉物野菜にモッツァレラチーズやカッテージチーズのようなあっさりとしたチーズとの相性がとても良いです。
ドレッシングはオリーブオイルとマジックソルトだけ。シンプルなのに桃やチーズの味が活きた絶品サラダができあがります。
旬の桃を食べてきれいなママをサポート
桃はきれいなママをサポートする栄養素が入っていると分かりました。桃のカテキンやカリウムを摂って、体を内側からサポートしていきたいですね。
また、桃の食物繊維は水溶性と不溶性がバランス良く含まれています。「さいきん便の調子が悪いな・・・」なんてときも役にたってくれるはず。
旬を迎えたジューシーで甘い桃を楽しんでくださいね。