さくらんぼの栄養は?ママと赤ちゃんをサポートする栄養素について

さくらんぼの栄養は?ママと赤ちゃんをサポートする栄養素について

愛らしい見た目のさくらんぼ。実は、妊娠中や授乳中にたくさん摂りたい葉酸が含まれていることをご存じでしょうか?生のさくらんぼならではの甘酸っぱさの中には、ママの疲れを支える成分も入っています。

いろいろな栄養素をしっかり摂ってほしいママに向けて、今回はさくらんぼを紹介します。

「どんな栄養素が摂れるのかな?」
「妊娠や授乳中はどのくらい食べていいのかな?」

など、さくらんぼのことが気になっている方は、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。

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さくらんぼの栄養素

さくらんぼに含まれる栄養素は、ミネラル・ビタミン、そして有機酸などさまざまです。なかでもママに摂ってほしい栄養素に注目して、さくらんぼを食べるメリットとして紹介していきます。

余分な塩分を排泄するカリウム

さくらんぼは、ミネラルのひとつ「カリウム」を含んでいます。体の余分な塩分を排泄する作用を持っていて、野菜や他のフルーツと同じように、血圧のコントロールやむくみの予防につながりやすい栄養素です。

お腹にいる赤ちゃんに栄養を送ったり、母乳を介して必要な栄養を届けたりと大切なママの血液。カリウムを含むさくらんぼやフルーツを食べて、血流をサポートしてあげましょう。

腸をサポートする食物繊維

さくらんぼの中には、100gあたり1.2gの食物繊維が含まれています。目安として、食物繊維が多いといわれるキャベツの含有量が、100gで1.8gです。

食物繊維は、腸を刺激して運動を促し、便通が良くなるようサポート。また、糖質や脂質の吸収を緩やかにする作用ももっています。

食物繊維によって血糖値が上がりにくくなるので、さくらんぼは血糖が気になる方にもおすすめのフルーツです。

赤ちゃんの成長に欠かせない葉酸

さくらんぼは水溶性ビタミンである葉酸も含んでいます。

葉酸は赤ちゃんの細胞が分化をするために必要な栄養素です。遺伝子を正しく伝えるためにも、酸素を運ぶ赤血球を十分につくるためにも欠かせません。

そのため、葉酸はママにしっかり摂ってほしい栄養素のひとつ。さくらんぼだけでなく、ブロッコリーや枝豆、ほうれん草などにも多く含まれます。

疲れを和らげるリンゴ酸

さくらんぼの甘酸っぱいもとになっているのがリンゴ酸です。リンゴ酸は有機酸の一種で、クエン酸と同じように疲れを和らげる作用があると言われています。

体の疲れがたまると増えてくる乳酸は、だるさを感じる原因です。乳酸を代謝したいときにリンゴ酸が活躍し、疲れの程度を軽くしてくれます。

さくらんぼやレモンなど有機酸を含むフルーツは、毎日慣れない育児でおおいそがしのママの生活を応援してくれますよ。

参考文献:https://www.jstage.jst.go.jp/article/nskkk1962/14/5/14_5_187/_pdf/-char/ja

さくらんぼは妊娠中のおやつにもおすすめ

さくらんぼの中には、

  • 赤ちゃんの成長やママの血液に欠かせない葉酸
  • 便通を整える食物繊維
  • 血圧のコントロールをサポートするカリウム
  • 疲れを軽減するリンゴ酸

など、妊娠中に摂りたい栄養素が4つも含まれていました。

そのため、妊娠中のおやつにもおすすめです。ただ、100gで15gの糖質を含んでいるので、食べ過ぎには気をつけましょう。一回のおやつで10個のさくらんぼを目安に食べると、糖質も10g前後。

おやつや間食でさくらんぼを食べるのであれば、10個前後を目安にすると良いでしょう。。

アメリカンチェリーとさくらんぼの栄養は違う?

今回紹介したのは国産のさくらんぼの栄養素でした。ほかにも、少し黒味が強いアメリカンチェリーもさくらんぼの仲間で、甘味が強いので子どもからも人気があります。

アメリカンチェリーの栄養素は、さくらんぼとほとんど変わりません。どちらを食べても食物繊維やビタミンなどを摂れますので、味の好みで選んでいただければ大丈夫です。

可愛いさくらんぼがママと赤ちゃんの健康をサポート

とっても愛らしいフォルムのさくらんぼは、さまざまな栄養素が含まれています。妊娠期に欠かせない葉酸をはじめ、便秘予防になる食物繊維や血圧のコントロールに働くカリウム。そして疲れを和らげる作用があるリンゴ酸も、さくらんぼで補うことができます。

ルーツは、一般的にビタミンやミネラルのほか、食物繊維など体の調子を整えるために大切な成分を多く含んでいます。

さくらんぼなど旬のフルーツを通して、体を支える栄養素を摂り入れてみてくださいね。