手づかみ食べにも!季節のフルーツで九龍球を作ろう
ビー玉のような見た目が特徴の「九龍球」をご存じですか。香港で生まれたスイーツで、フルーツを寒天で固めた球体のゼリーです。
ゼラチンとは違い、どんなフルーツでも失敗なしで作れるのがポイントで、この時期おすすめのメロンやキウイ、パイナップルでも作れます。今回はお子さんと食べる九龍球の作り方とポイントをご紹介していきます。
【材料】(作りやすい分量)
・水 400cc
・寒天 2g
・砂糖 40g
・レモン汁 小さじ2
・キウイ 1/2個
・パイナップル 1/8個
・すいか 1/8個
・オレンジ 1/2個
・製氷皿
【作り方】
1.フルーツはそれぞれ型に入るよう、ちいさめにカットします。
2.鍋に水、寒天、砂糖、レモン汁を入れ、加熱します。沸騰したら弱火で数分寒天を溶かして火を止めます。
3.寒天を1にゆっくり流し込みます。
4.冷蔵庫で3時間以上しっかり冷やし固めて完成です。
見た目も綺麗で涼しげな九龍球は、丸型の製氷皿で作ると可愛い見た目になりますが、四角い製氷皿でももちろん大丈夫です。
今回は定番のオレンジやキウイに加えて、旬のすいかやパイナップルも使いました。ゼラチンでは固まりにくいパイナップルやキウイ、メロンも寒天を使えばしっかり固まりますよ。
ちいさなお子さんと食べるときの注意点
ちいさなお子さんと食べるときにはフルーツのサイズや寒天のかたさに注意が必要です。しっかり固めたい場合、寒天の量を増やすと崩れにくく、食べやすいのですが、食べる力が発達していない年齢のお子さんがいるご家庭は避けましょう。
今回のレシピのように、寒天を水の0.5%量にすることで、舌でもつぶせるかたさに固まります。お子さんが食べられるサイズ・かたさかを確認して、ちいさくカットしてあげるなど工夫してみてくださいね。
中に入れるフルーツの大きさにも注意が必要です。4歳以下のお子さんと食べる場合は、フルーツは1cm角程度にカットしましょう。ぶどうやさくらんぼなど、丸くてツルツルしているものは1/4よりちいさいサイズに切って使用してください。
管理栄養士おすすめポイント
離乳完了期におすすめ
このレシピは12ヶ月頃からの離乳完了期のお子さんから一緒に食べることができます。ちいさなお子さまはフルーツの甘みだけでも十分なので、砂糖は入れずに作るのがおすすめです。
寒天を使って手づかみおやつ
ゼラチンは体温で溶けやすく、手づかみ食べには不向きです。また動物性たんぱくから作られているため、アレルギーの原因となる可能性もあります。
寒天は常温では溶けず、お子さんが手づかみで食べても溶けにくいのがポイントです。また寒天は海藻から作られているので、原料も安心です。
おすすめアレンジ
九龍球はサイダーなどに浮かべても楽しめます。ぬるくなってきても液体の中で溶けないのも寒天の魅力です。ほかにもフルーツと混ぜてフルーツポンチにして楽しむのもおすすめです。
ひんやりスイーツでお子さんと季節を感じよう
見た目も涼しげな九龍球で、夏を感じるのもいいですね。清潔な容器に入れて、冷蔵庫で数日保存できるので、たくさん作っておやつに楽しんでくださいね。