フルーツは元気の源

フルーツには豊富な栄養素があり、野菜や肉、魚では少ないもしくは含まれていないものもあります。くわえて、美味しく水分補給ができるのも大きな魅力です。

近年では、アンチエイジングや美肌、ダイエットにもうまくフルーツを取り入れることで、活き活きとした体を維持することができるといわれています。魅力的なフルーツに含まれている栄養素に関して分かりやすく紹介します。

フルーツに含まれる栄養素の種類

フルーツに含まれる栄養素は、ビタミンB1、B2 、B6と言ったビタミンB群、ビタミンCやビタミンA（βカロチン）ビタミンEの抗酸化ビタミンが、豊富です。

他に含まれている栄養素としてミネラルで不足しがちな鉄分、カリウム、マグネシウムがあります。

また、ポリフェノールや水溶性食物繊維、果糖やブドウ糖を含む多くの糖類も一緒に摂ることできるのも大きな魅力です。
フルーツにはさまざまな種類があり、それぞれそのフルーツにしか含まれていない栄養素もあります。

フルーツは手軽に栄養補給ができる

フルーツは、一度に豊富なビタミンやミネラルを数多く摂ることができる点も、大きなメリットです。

ビタミンB群やビタミンCは水溶性ビタミンと呼ばれており、熱によって壊れやすい性質があります。肉や魚、そして野菜は加熱して食べることが多く、料理の過程で壊れてしまい摂取量が少なくなります。また、ポリフェノールは、皮に含まれていることが多い栄養素で、野菜では調理で剥いてしまうことが多いので、うまく摂取できません。

しかし、フルーツは生で食べる場合、ビタミンが壊れることがなくそのまま摂ることができます。加えて、皮ごと食べられるフルーツを選ぶと、ポリフェノールが豊富な部位をそのまま食べて吸収することが可能です。

そのため、本来のフルーツが持っているありのままの栄養を摂ることができます。

栄養の吸収を助ける相乗効果が高い

フルーツの栄養面での魅力は、一種類食べるだけで豊富な栄養素をたくさん摂れます。

ビタミンやミネラルは一種類ではなく、いくつかの種類を同時に摂取することで、それぞれのメリットを体内でより活かすことができます。

例えば、ビタミンCは抗酸化ビタミンで体内の活性酸素を除去する働きだけではなく、コラーゲンの生成を助ける働きなど複数の役割を持っています。しかし、体内の活性酸素が多いと、ビタミンを摂取した時点でビタミンCが壊れてしまいます。この時ポリフェノールも一緒に摂取をすると、活性酸素を除去してくれるので、他の役割にビタミンC体内で使うことができるのです。

ビタミンCとミネラルを同時に摂る事で、相乗効果で吸収量を増やすことができます。

毎日元気に過ごしたいなら、ブドウ糖や果糖とビタミンB群を同時に摂るのがおすすめです。体のエネルギーを作る効率が上がるといわれていて、疲労解消しやすい体内環境を整えます。

フルーツを美味しく日常的に摂るポイント

普段からフルーツを食べる習慣がない方や、どの様なフルーツを食べたら良いのか迷ってしまう方は、丸ごと手軽に食べられるものから選びましょう。

いちごや種なしぶどうは、手軽に食べられるだけではなく、多くのポリフェノールやビタミンが含まれているため、間食としておすすめです。

健康維持に大きな目的がある方は、その目標達成を助けてくれる栄養素が豊富なフルーツを選ぶと一石二鳥です。

ダイエットをしているなら、ももやマンゴーといった濃厚な甘さを持つフルーツがおすすめです。含まれている糖分の種類が多いため一口の満足度が大きく、間食の量を減らすことができます。

梨や柿に豊富な含まれているカリウムは、余分な水分を排出するため、むくみの悩みがある方におすすめです。

運動を習慣とされている方はぶどうやマスカット、みかんやグレープフルーツなどのかんきつ類を食べると、からだのエネルギーをつくる働きを助けるビタミンCやクエン酸と、はやくからだでエネルギーになるブドウ糖を同時にとることができます。そのため、疲労が溜まりにくく体の回復も早くなります。

美味しいフルーツで健康を手に入れよう

フルーツは手軽に美味しく、さまざまな栄養が摂れる健康の大きな味方です。

食べる量が少なくても満足度が非常に高く、間食の回数や量を減らすことができると言われています。

自分にあったフルーツと含まれている栄養分を知って、健康なからだをつくる味方として日常生活に取り入れてみてください。