【7月下旬〜8月上旬お届け】あら川の桃 8玉
桃源郷でていねいに育まれた「あら川の桃」

西日本最大の産地
和歌山県紀の川市桃山町は古くから「あら川」と呼ばれ、300年以上前から桃の栽培が行われてきました。毎年春になると、桃色の霞とほのかに甘い香りに包まれた紀の川沿いの風景は、まるで俗世間を離れた別天地「桃源郷」のよう。令和5年7月20日には「あら川の桃」の歴史や品質基準、生産地特性が認められ、農林水産省の地理的表示(GI)保護制度に基づく知的財産として国に登録されました。

「あら川の桃」
恵まれた自然条件を活かし、生産者の方々は一つ一つの桃に袋を掛けて丁寧に育てています。この袋掛けは虫や傷から桃を守るだけでなく、美しい肌色と均一な熟成をもたらし、見た目にも味わいにも優れた桃を生み出す重要な作業です。長い歴史の中で培われた栽培技術と先人の知恵が、今日のあら川の桃のおいしさを支えています。
旬に合わせて順番に入れ替わる品種

ひとつひとつ厳しく選び抜いた桃だけ
収穫された桃は厳しい選果基準をクリアしたものだけが「あら川の桃」として出荷されます。大きさ、形、色づき、硬さなど様々な観点から丁寧にチェックされ、一定の品質を満たした桃だけをお届けします。品種ごとに最適な収穫時期を見極め、それぞれの特性を活かした出荷体制が整えられています。

旬は6月末からから8月末まで
6月末からお盆前まで、暑い夏の時期に味わえる桃。長い期間楽しむことができるのは、たくさんの品種が順番に実るから。日川白鳳、清水白桃、川中島白桃などへと続きます。基本的に旬の初めはジューシーで柔らかい品種、終盤には、やや硬めで日持ちのする品種へと移り変わっていきます。時期に合わせて、その時一番美味しい品種でお届けいたします。
代表的な品種はこちら

日川白鳳
桃の本格的なシーズンの始まりを告げる品種です。丸い形と濃い赤色の美しい外観が特徴で、果肉からは豊富な果汁があふれ出します。酸味が控えめなので、甘さをより感じられる桃です。6月下旬から7月上旬にかけてお届けいたします。

白鳳
7月上旬から出荷される、紅色に美しく色づくあら川の主力品種です。全国的にも知られる代表的な桃で、繊維質が少なく、果汁が豊富なのが魅力です。「果汁がしたたる桃」と言われるのは、この白鳳から生まれた白鳳系の品種に由来します。

清水白桃
丸く美しい色白の果実が特徴的な品種です。繊維が少なく柔らかな果肉と上品な甘み、そして滴るほどの果汁が魅力で、「桃の女王」の愛称で親しまれています。あら川の桃の中でも特におすすめの品種で、7月下旬が最も美味しい時期です。

川中島白桃
7月下旬から8月上旬にかけて楽しめる晩成品種で、全国各地で栽培されています。やや大きめの果実で、果汁は控えめながら、しっかりとした果肉の食感が特徴です。比較的日持ちがするため、贈答用としても重宝されます。歯ごたえのある食感をお楽しみいただけます。
美味しくお召し上がりいただくために

全てのフルーツ説明書付き
桃は熟しきる前のやや硬めの状態でお届けします。青みが抜けて桃の香りがしてくる頃、おしりが少し柔らかくなるまで常温で保存してください。デリケートな果物ですので、柔らかいクッションの上などで保存することをおすすめします。全ての商品にフルーツの説明書を同封しておりますので、参考にしてください。
※写真はイメージです。

冷やしすぎないのがポイント
食べる直前に少し冷やしてお召し上がりください。芯まで冷えてしまうと甘みを感じにくくなるので、果肉がひんやりするぐらいがおいしく食べていただける目安です。桃は皮に近いほど甘みが強くなるので、皮はできるだけ薄くむくのがおすすめです。産地の方は皮ごと食べることも多いそうです。