出産祝いの選び方
素敵な出産祝いを贈って、お祝いの気持ちを伝えたい。
大切な人に喜んでもらいたいからこそ、基礎知識やマナーもおさえたいというお話も多く耳にします。
お客さまから「蝶結び」にご相談いただく、出産祝いについての代表的な疑問にお答えしていきます。
出産祝いを贈るタイミング
出産祝いを贈りたいと考えたときに、いつお祝いをすると良いのか、気になる方も多いはず。
出産祝いを贈る時期は、生後7日後から生後1ヶ月頃の間。
赤ちゃんの健やかな成長を願う儀式、生まれてから7日目のお七夜と、生後1カ月のお宮参りにあわせて贈るのが理想的とされています。
また、出産直後は入院中だったり、手続きや出産報告などでバタバタしがちですので、避けてあげたいもの。
お祝いを受け取った側は生後1ヶ月頃にお返しの内祝いの準備をするので、それに間に合うように贈ると良いともいわれています。
赤ちゃんの成長を願う儀式の時期と、産後のママの生活、どちらの側面からも、生後7日後からお宮参りの1週間前くらいまでに贈るのが良いでしょう。
とはいえ、ママも赤ちゃんもデリケートな時期でもあります。
母子ともに無事に退院して健康であるかを確認してから、お祝いの気持ちを届けましょう。
また、生後2ヶ月以降にお家を訪ねる予定が決まっているなど、顔を合わせる機会にお祝いを渡したいというお話も伺います。
その場合は、内祝いを用意する時期を過ぎているので、気をつかわないよう伝えてあげるとスマートです。
出産祝いとしてではなく、ハーフバースデーや1歳のお誕生日祝い、クリスマスプレゼントとして贈るのもおすすめです。
赤ちゃんが生まれて1ヶ月以上経ってから、年賀状などで出産報告を受けた場合は、おしらせをもらってから1ヶ月以内に贈ると良いでしょう。
出産祝いの金額の相場
プレゼントを選ぶとき、他の方からのプレゼントと値段に差がついてしまわないか、高すぎたり安すぎたりしてお相手に気をつかわせてしまわないか、気になってしまうこともあるのではないでしょうか。
出産祝いの相場は、贈る相手との関係性によって変わります。
あくまで目安ですが、一般的な相場は以下のようにいわれています。
- 友人 3000~1万円
- 会社の上司・先輩:5000〜1万円
- 会社の同僚・部下:3000〜5000円
- 親子:3万~5万円
- 兄弟姉妹:5000~3万円
- 親戚:5000~2万円
- 近所・知り合い:1000~3000円
出産祝いの一般的な相場は、3000円から1万円。
親しい間柄になるほど少し高い相場で出産祝いを贈ることが多くなります。
現金で贈る場合もあれば、出産準備で必要なものを贈ったり、ギフトを贈る代わりに産後のお手伝いをすることもあります。
ご両親からのお祝いでは、0円から数十万円まで、様々なお祝いの例を聞くことも。
ただ、出産祝いを受け取る側は、お返しなどを考えるものです。
親密な間柄でも高額すぎる出産祝いを贈ると、気をつかわせてしまったり、お返しが大変になったりと、相手に負担をかけてしまうこともあります。
相場を参考に、無理のない金額で、喜んでもらえる贈りものを選びましょう。
少し良いものを贈りたいときは、友人どうしでお金を出し合ってプレゼントを選ぶのもおすすめです。
出産祝いを贈るときに気をつけること
お相手のことを気遣った贈りものであれば、出産祝いはきっと喜んでもらえます。
とはいえ、縁起が悪い言葉やお葬式などの弔事で配られるものは、避ける方が良いでしょう。
お祝いのメッセージを添える場合は、縁起の良くない「忌み言葉」を避けるよう注意。
例えば「きる」「たえる」「なくなる」「おわる」などの言葉は、苦しみや不幸を連想させてしまうので使わないようにします。
また、「産休で仕事が休めてうらやましい」といったメッセージは、産後でデリケートなママの心を傷つけてしまうかもしれません。相手が嬉しい気持ちになれる言葉を添えるようにしましょう。
贈りものとして避けたいのは、以下の3つ。
- 切れることを想像する「はさみや包丁」
- 別れやを連想する「ハンカチ」
- 弔事で配る定番品「日本茶」
せっかくのおめでたいお祝い、明るいイメージを大事にしましょう。
お相手が困らないプレゼントにする気遣いも大切です。
ベビーカーやベビーベッド など、大きくて特別な置き場所が必要になるものは、事前にお相手に相談してから贈りましょう。
せっかく実用的なものを贈っても、お相手の好みと違うと困らせてしまうかもしれません。
贈るお相手の雰囲気、服装や持ち物などのお好みをふまえて考えましょう。
お店のスタッフの方は、たくさんのお客さまと一緒にお祝いを選んできた経験がありますので、相談をしてみるのもおすすめです。
贈りものは思いやりを大切に
ここまで基本的なことをお伝えしてきましたが、店主が考える「贈りもの」とは。
お相手のことを思って選ばれるのであればあれもこれも気にすることはないと思います。現代では直接相手の方に好みを聞いたり、予定を聞いたりすることも決してタブーではありません。
店主自身も親しい仲間同士では、
1.欲しいものを聞く
2.内祝いはなし
という決まりで贈り合っている友人グループがあります。
もし「生鮮品だし、受け取れなかったら・・」と考えておられる方は蝶結びの「1回だけは再送無料サービス」をご利用ください。
また、私たち店舗からお相手の方に、「〇〇様からお祝いの御用命をいただいております。フルーツなのでなるべく新鮮なうちにお召し上がりいただきたく、ご都合の良いお日にちなどございますか?」とお電話することもできます。
結局どれもお相手への気遣いが根底に流れています。
産後のママは、ひとりひとり心身の状態やご家庭の環境が違うもの。
マナーは、守らなければならないルールではなく、喜んでもらうための思いやりです。
お相手の喜ぶ顔を想像しながらお探しいただければ、きっとぴったりなギフトが見つかるはずです。
贈る方も、受け取るママも、生まれてきた赤ちゃんも、そして家族のみなさまも、笑顔になれる贈りものに出会えることを願っています。
「蝶結び」のオンラインショップでは、産後のママにぴったりの出産祝いフルーツを取り揃えております。
ママのからだにもこころにもうれしいギフト選びを、フルーツコンシェルジュがお手伝いいたします。お気軽にお問い合わせください。